洗濯の効率化を目指す方にとって、ドラム式洗濯機はもはや欠かせない家電のひとつ。
中でも高性能で人気を集めているのが、パナソニックと日立の2大メーカーです。
しかし「結局どっちがいいの?」と悩む方も多いはず。
結論から言うと、衛生機能とデザイン性で選ぶならパナソニック、時短・多機能性で選ぶなら日立がおすすめです。
本記事では、それぞれの特徴・モデル・コスト面・使用感まで、徹底的に比較・解説していきます。
自分にぴったりの一台がきっと見つかりますよ!
パナソニック NA-SD10HAL

日立 BD-SV120JL

本当におすすめはどっち?パナソニックと日立のドラム式洗濯機の比較
パナソニックと日立のドラム式洗濯機の基本スペック比較
パナソニックと日立は、どちらも日本を代表する老舗家電メーカーであり、ドラム式洗濯機市場においても長年にわたって高いシェアと信頼を築いてきました。
パナソニックは「ナノイーX」や「自動投入機能」、さらに「温水泡洗浄W」など、洗浄力と衛生面に優れた先進的な技術が魅力です。
また、省スペース設計やスタイリッシュな見た目も人気の理由です。
一方、日立のドラム式洗濯機は「風アイロン」や「AIお洗濯」といった、時短・省力化を意識した機能が充実しており、特に共働き家庭や忙しい方にとって非常に使い勝手の良い設計がなされています。
どちらのメーカーも、使いやすさと性能のバランスが取れた高品質な製品を提供しています。
ドラム式洗濯機の選び方:パナソニックと日立
ドラム式洗濯機を選ぶ際に重視すべきポイントは、「洗浄力」「乾燥性能」「静音性」「省エネ性」「操作性」「設置スペースへの対応」「手入れのしやすさ」など多岐にわたります。
パナソニックはとくに静音性とデザイン性に優れており、夜間の使用にも安心です。
また、洗濯中の振動が少ないため、集合住宅にもおすすめです。
日立は、複雑な操作をAIが最適化してくれる「AIお洗濯」や、衣類をシワなくふんわり乾かす「風アイロン」機能が非常に便利で、家事の時短を求める方に向いています。
家庭のライフスタイルやニーズに応じて、どちらの長所を優先するかが選択のカギとなります。
人気モデルの機能を徹底比較
パナソニック NA-SD10HAL:

パナソニックのNA-SD10HALは、省スペース性と高機能性を兼ね備えたスリムタイプのドラム式洗濯乾燥機。ナノイーXによる除菌・消臭機能を搭載し、衣類を清潔に保つだけでなく、アレル物質の抑制にも効果があります。
自動投入機能により洗剤や柔軟剤の量を適切にコントロールでき、使い勝手が大幅に向上。
さらに、スマホアプリ「スマホで洗濯」に対応しており、外出先からの操作や運転状況の確認も可能です。
本体サイズもコンパクトで、設置スペースに限りのある住宅にも対応しやすく、洗浄力・乾燥性能・省エネ性能のバランスが取れたモデルです。
日立 BD-SV120JL:

日立のBD-SV120JLは、時短性能と効率的な乾燥に優れたモデル。風アイロン機能を搭載し、乾燥と同時にシワを伸ばすことができるため、アイロンがけの手間を大幅にカット。
AIお洗濯機能により、衣類の量や汚れ具合に応じて最適な運転を自動で選択してくれるのも嬉しいポイントです。
さらに、液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能や、静音設計によって早朝・深夜の運転も気になりません。
洗濯から乾燥までのスピードと効率を重視するユーザーにとって、非常に満足度の高い一台です。
どちらのメーカーが優れているのか?
パナソニック:信頼の性能とスタイリッシュなデザイン
パナソニックは、独自の衛生技術「ナノイーX」による除菌・脱臭機能が魅力です。
この機能により、衣類や洗濯槽内のニオイを抑えるだけでなく、花粉やカビ菌、ウイルスの抑制にも貢献するとされています。
特に小さなお子様がいる家庭やアレルギー体質の方にとっては、大きな安心材料となるでしょう。
また、温水泡洗浄Wによって、頑固な汚れもきれいに落とすことができ、洗浄力も申し分ありません。
さらに、デザイン面においてもパナソニックは優秀で、シンプルかつ高級感のある外観が特徴です。
フラットで無駄のないフォルムは、現代のミニマルなインテリアにぴったりフィットします。
操作パネルの視認性も高く、使いやすさにも配慮されています。
また、洗濯音も非常に静かで、深夜や早朝の使用でも周囲に気を遣わずに済む点は、集合住宅に住む方にとって大きなメリットです。
日立:利便性と多機能で時短洗濯を実現
日立のドラム式洗濯機は、何より「時短」にこだわった設計が魅力です。
代表的な機能「風アイロン」は、高速風で衣類を伸ばしながら乾燥させるため、アイロンがけの手間を大幅に削減してくれます。
シャツ類や制服など、日常的に着用する衣類をそのまま収納できるほどの仕上がりになるため、忙しいビジネスパーソンや育児中の家庭には特に重宝されます。
さらに、「AIお洗濯」機能が搭載されており、衣類の量や汚れ具合を自動で判断し、最適な洗濯方法を自動選択してくれます。
これにより、毎回の設定が不要になり、誰でも簡単に使いこなせるのが大きな利点です。
操作パネルは視認性が高く、タッチ操作にも対応しているモデルもあるため、直感的に操作できます。
また、日立は乾燥時間が短いにもかかわらず、衣類へのダメージを抑えた仕上がりになる点も評価されています。
電気代や水道代を考慮した選択
ドラム式洗濯機の消費電力とコスト
パナソニックと日立のドラム式洗濯機はいずれも高効率インバーターを搭載しており、省エネ性能に優れています。
最新モデルでは、1回あたりの洗濯・乾燥でかかる電気代や水道代が大幅に抑えられており、長期的に見ると家計にやさしい設計となっています。
例えば、一般的な家庭で1日1回使用した場合、年間の電気代はおよそ6,000円〜8,000円、水道代は5,000円前後とされています。
また、パナソニックは温水泡洗浄を採用しており、低温でもしっかり汚れを落とすことができるため、無駄な加熱を避けてエネルギーを効率的に使用できます。
日立のモデルでは、衣類の量に応じた最適な運転を行う「AIお洗濯」によって、過剰な水・電力使用を防いでいます。
これらの機能によって、細かい設定が不要でありながら効率よく洗濯ができるのが大きな特徴です。
ランニングコストを抑えるためのポイント
ランニングコストを抑えるためには、いくつかの工夫が有効です。
自動投入機能を使うことで、無駄な洗剤や柔軟剤の使用を防ぎ、毎回適量を投入することでコストの無駄をカットします。
さらに、AI制御によって洗濯物の量や汚れ具合を自動で判別し、必要最小限の水・電力で洗濯できるように制御してくれます。
加えて、フィルターの自動お掃除機能があることで、手間のかかるお手入れを省きつつ、目詰まりによる電力効率の低下を防ぐことが可能です。
パナソニックには槽洗浄や乾燥ダクト自動洗浄といった便利な機能も備わっており、衛生面だけでなくエネルギー効率の面でも大きく貢献します。
日立もまた、乾燥フィルターが簡単に外せて水洗い可能な設計となっており、日々のメンテナンスもストレスなく続けられます。
このように、各メーカーはそれぞれの技術でコストパフォーマンスの高い運用ができるよう工夫されており、長期的に見ると購入価格以上の節約効果が期待できるのです。
ドラム式洗濯機のよくある誤解
洗濯の手間が減らせる?実際の使用体験
ドラム式洗濯機は「洗濯から乾燥まで一台で完結できる」というイメージが強く、実際にこの利便性が大きな魅力となっています。
洗濯物を干す作業が不要になることで、家事の時短につながり、共働き家庭や忙しいライフスタイルの方に特に好評です。
また、夜間や雨の日でも天候を気にせず洗濯できるため、時間の自由度も広がります。
ただし、全ての面で“完全に手間いらず”というわけではなく、定期的なメンテナンスが必要となります。
糸くずフィルターの清掃、乾燥ダクトのホコリ取り、洗剤投入口の掃除など、数週間ごとのメンテナンスを怠ると、乾燥効率の低下やニオイの原因になることもあります。
これらの手入れをルーティン化すれば問題は少ないですが、導入前にその点を理解しておくことが重要です。
乾燥機能についての真実
多くのドラム式洗濯機にはヒートポンプ式乾燥が採用されており、この方式は低温で衣類を乾かすため、生地へのダメージを最小限に抑えることができます。
これにより、デリケートな衣類も安心して乾燥でき、アイロンがけの頻度を減らすことにもつながります。
省エネ性にも優れており、電気代を抑えながらも効果的な乾燥を実現できますが、ヒーター式に比べて乾燥時間がやや長めであるという特性もあります。
また、大容量で一気に乾燥させる場合には、乾燥ムラが生じる可能性もあるため、洗濯物の量を調整したり、厚手の衣類と薄手のものを分けて洗うといった工夫も求められます。
加えて、機種によっては乾燥中の運転音が気になる場合もあるため、静音性に配慮されたモデルを選ぶこともポイントです。
このように、乾燥機能の恩恵を最大限に活かすには、正しい使い方とちょっとした工夫が必要なのです。
まとめ:パナソニックと日立のどっちを選ぶべきか
デザイン性や衛生面を重視したい方には、パナソニックの洗練された見た目と高い除菌性能が魅力的です。
特にアレルギー対策や小さなお子様がいるご家庭では、ナノイーXや温水洗浄などの機能が活躍するでしょう。
一方で、家事の時短や効率性を重視する方には、日立の風アイロンやAIお洗濯といった先進的な時短機能がぴったりです。
どちらのメーカーも高性能で信頼性があり、甲乙つけがたい魅力を持っています。
最終的には、ご自身の生活スタイルや家族構成、洗濯頻度に合わせて、どの機能が一番必要かを見極めて選ぶのが最適です。
パナソニック NA-SD10HAL

日立 BD-SV120JL